2008年3月29日土曜日

広告はやっぱり面白い!!

インターネットが一つのメディアとして成長した今では、メディア四媒体といわれるテレビ、雑誌、新聞、ラジオの勢力が落ちてきている。

<2007年(平成19年)日本の広告費の概要>

専門的な広告の知識やノウハウがなくても、広告を気軽(?)に掲載できるIT企業が増えてきているし、花形だった広告業界も先細りかと、正直思っていた。が・・・

いや違う。広告はもはやこれから。これからが面白いんだと本気で思わせてくれる一冊。




メディアが増えただけ、あらたなコミュニケーションの可能性がどんどん増えてきている。

生活者(消費者のこと、ちょっとやそっとの広告じゃ人は買ってくれなくなったなどの要因から消費者はもう古いという一部の方たちがこう呼んでいる)をメディアニュートラルの視点から観察し、最適なメディアを選び、各メディアに相応しい最高のクリエイティブを出す。そして、生活者の注意を惹きつけたら、もっと詳しくしってもらうために、ネットに呼ぶ。といったように、生活者との接点を増やし、他に楽しいことがたくさんある(mixiipod,DVDや夜カフェとか)限られた時間を使ってもよいと思わせるコンテンツを用意する必要がある。

それだけ、生活者のことを知る必要があるし、接し方も多様化してきるが、それだから
やり方も無限にあるし、チーム全体で練ったアイデアで人が動いた時には、本当に
うれしい。だから広告は面白い!!

広告業界で働きたいと思わせる内容がぎっしりだった。もちろん、その他の業界でも
十分に参考になる。たとえば、商品企画の段階でどうコミュニケーションするのかを
あらかじめ組み込んでおき、売りを決めておいて商品開発を始めるなど。メーカーさん
にとっても有意義に知識だった。

ラブレターと広告を掛けて現在の広告の現状を語るのも面白く、すごくわかりやすい。

消費者の行動パターンが(AIDMA)から生活者への(AISAS)へといういったフレームワークもさまざまな業界で使えると思う。詳しくは本書を♪

広告を打って知ってもらわなければ、商品はそんなに買ってもらえない。
それに、口コミで徐々にきちんと信頼を勝ち取っていかなければ、爆発的には
売れない。インターネットの台頭で欲しい情報はかなり正確に得ることができる。

無知のまま、商品を買いにくる人はもはやほとんどいない。
事前にきちんと他者と見比べたり、評判を調査して店頭にきている。

どれだけ、生活者に真摯であれるか、どれだけ、思いやれるか、どれだけ、価値を提供できるか。これらは時に利益を追求する企業の理論からは遠い所にある。

でも、やっぱり、思われて悪い気はしないし、一生懸命な人は好感を持てる。

生活者への想いの強さがなんにも増して重要な時代なのかもしれない。

想いが強ければあれば、きっとなんだって可能にできる。それが本物なら。

ARIGATO FOR WATCHING MY BLOG☆

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