2008年1月29日火曜日

外資系トップの仕事力


キャリアについて考える方も多くいると思う。自分の持つ知識、価値観、強みを融合して自分自身の将来像を描き、今何をすべきかを判断し行動に移す。何歳までにはコレを身につけ、具体的成果を上げる。といったような目標を持って日々の仕事に取り組む。

外資系トップの仕事力(ダイヤモンド社)

この本の中には十二人のキャリアが載っている。いずれも入社した新入社員というスタート地点から企業のトップという最高のポジションに就くゴール地点(彼らにはゴールではないが)を結ぶまでの経緯を知ることができる。
これらの人々に共通する点がある。成功する為には最低限すべきこと、と捉えてもいいと思う。

それは仕事に取り組む姿勢に集約されている。その理由以下に示す。

  • 好まない仕事でも全力で取り組んでいる。一年はやってみようといった決意したらとことんやる。積極的に動き、学ぶ。すると考えが変化してくる。好きではないが悪くもない。もう少しやってみよう。そして、この変化は成果に直結する。

  • ゴールを設定し歩むべき道をあらかじめ定めている。具体的には今の仕事において良い結果とは何か、ではその為にはどうする、どの自分の力を活かせるのか。そしてその為に多大な努力を行っている。だだし、楽しみならがら。

  • 当事者意識が強い。顧客の為に(喜んでもらいたい)、会社の為に(貢献したい)。自分がやるべき仕事をこなすだけではなく、どれだけ誰かの為になるかを考え行動している。それが、仕事面でも役立ち、良い仕事に結びつく。


このような姿勢で仕事をする結果生まれるのが出会い、仲間の信頼、出会い、転職、MBAである。

仲間の信頼ると周りが応援してくれる。それが自信に繋がり、それがまた仕事を行う上でプラスの力になる。

すると出会いが生まれてくる。自分に興味を持ってくれるヒトが現れ、アドバイスをくれる。もっとこうしたほうがいいだとか。この本登場人物には例外なく、よき出会いがある。

多くの人と出会うことで、さらに上が見え目標を高く持つようになる、もっと学びたい、もっと成長したいといった向上心が生まれる。それが、MBAを所得したいといった気持ちに繋がる。

MBAでグローバルのすごさを知る。負けたくない、彼らから学ぼう。それを勉強にぶつける。

そしてこの時の人脈により、いずれ外資からの誘いが来る。

上のような流れを殆どのヒトが辿っていることに気づく。MBAは必須ではないだろうが、出会いといったものが如何に自己のキャリアについて重要かがこの本から受け取れる。

自己の価値観に基づき、仕事をする上での信念のようなものをみな持っている。その強い信念が、走る力になり、その走る姿をみて多くの人が感情を揺さぶり、応援してくれる。走る為には地道な努力が必要になる。それは、時にはつらく、厳しい。だが応援してくれる人が必ず、ゴールであなたを待ち、で迎えてくれる。

彼らの仕事をする上で貫く信念を是非この本で感じ取りってください。

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