2008年2月14日木曜日

人間界は自分と自分以外の人間で成り立っている。

「15秒でツカみ90秒でオトす アサーティブ交渉術」


あなたは15秒で相手の記憶に残り、これから一緒に仕事をしたいと思わせる自己紹介ができますか?

「アサーティブ交渉術とは」、相手から気持ちよく「YES!」をもらうコミュニケーション方法。自分の仕事を、よりスムーズに、より効果的に進めるスキルです。
本書P24より引用。


ビジネスになるとついつい自社のメリットや自分の利益になることばかりを話がちになってしまう。
それはそれで大切だが、それだけで、交渉事がうまくいく確率は低い。

会話の基本、相手の立場に立つことを追求し、かつ媚びへつらうのではなく、きちんというべき事はいうのが重要だ。では何をきちんというのか。いわないと相手のデメリット(損になること)になることである。
それは相手の信頼にも繋がる。しかし、きちんと相手に物言う為には徹底的な事前準備も必要だ。


言葉というのは、自分のアイデアや考えを伝えるためにあり、人間誰もが一人で生きていけるのならばとうに錆びれて進化の過程で消えているばず。消えていないのは意思のコミュニケーションが人間にとって重要だからである。言葉は世界に自分一人ならば必要はない。

自分以外の人がいるから初めて活きる。その言葉の本質を考えたとき、生きる為に活きる言葉を使う為には、相手目線の言葉遣いが求められる。

自分が成果を出すためには周囲の協力が必要であり、提案するのも人、頼みごとするのも人、
意見をいうのも人だからだ。

では相手目線の言葉とは何か。普段普通に実践できているのものも多いが、意外にこれをする(いう)
のが相手目線なのかと知らない場合も多々ある。(自分ひとりでは学びにくい)

本書はその相手目線にたった時、有効な行動、適切な言葉を説いてくれているように思う。
言葉の遣い方一つで、取り巻く環境や結果、相手の行動は大きく変わる。

本書に記載されている、アサーティブ交渉術は知っていてまず、損はない。
状況に応じた適切な対人コミュニケーションの幅が広がると思う。

15秒の効果的な自己紹介も結局は、短い時間でどれだけ相手に自分のことを理解してもらい、
先のプロジェクトや関係をスムーズしていく為に構成する、言葉の連なりなのだ。



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